2011年4月30日土曜日

4月のフェリアは

フェリア
日本ではセビージャの春祭り、として知られていますが
正式名称はフェリア・デ・アブリル
4月のフェリア、4月のお祭り。
が、今年は聖週間が遅かったため
1週間か2週間、間をあけてはじまるフェリアも
この火曜日、5月2日からです。
数年前にもこのようなことがあり、
そのときは前倒しして4月30日からはじめたのですが
今回は5月2日から。

でセビージャの街角にはこんな街頭広告が



4月32日 月曜の点灯式!
我らは時すらも変えられるのだ
我らは南

セビージャに本社をおくビール会社クルスカンポの広告です。
ちなみに時、ティエンポ、という言葉には
お天気、という意味もあるのですが
月曜までは雨の予報。
聖週間に続き
お祭りというと雨が降る、
というマーフィーの法則が繰り返される。。。

お天気も変えられるといいのですが。

2011年4月29日金曜日

かたつむり〜


でんでんむしむし、かたつむり〜

の季節がやってまいりました。
って、今は養殖だからいつでもよさそうなもんだけど。

でもこういう季節を食べる感じのものは
やっぱ春から夏!

あちこちのバルでおつまみに出されるかたつむり
おフランスのエスカルゴのように
大きくなく
幼稚園の帰りに手にのせてあそんだでんでんむしそのものだから
食べるの、最初は抵抗がありました。
が、これがうまい〜〜〜
手で口に運びちゅっとすって中身を食べて
殻をすてるわけですね。
ちょっと、これもスペイン名物なひまわりの種みたいな感じ。

それぞれのバルで工夫をこらした味付けで
シーズンともなれば有名どころは
かたつむり食いたちでいっぱい。
香辛料きかせたピリ辛で
ビールにめちゃくちゃあう。

これはトリアーナのご近所、
Preza通りのRemesal のもの。
エスペランサ聖母礼拝堂の向かいあたりです。
ビール1ユーロ。タパ2ユーロとお得な値段でいつも満員。
ご近所に来たらぜひ!

2011年4月27日水曜日

セビージャでモデルニスモ

モデルニスモという言葉をきいたことがありますか?

困ったときのWiki頼みをすると
スペインバルセロナを中心としたカタルーニャ地方で19世紀末から20世紀初頭に流行した、フランスのアール・ヌーボーと類似した芸術様式をいう。」
とありますが、
皆様ご存知のガウディやドメネク・イ・モンタネなどに代表される
曲線が特徴的な建築様式。
ウィキにも“カタルーニャ”とあるし
セビージャとは無縁かと思いきや
町歩きしていてふと見上げると
おや?


あら?

あるじゃないですか、セビージャにも。

ちなみに上の写真はカテドラル向かい、中央郵便局の裏手あたり
Tomás de Ibarra通り。

下の2枚は美術館からカンパナへ向かう
Alfonso XII通り。

どちらもセントロでふだん何度となく通っているのに
気づいたのはかなり後。

で調べてみると
上のはシモン・バリス。
下のはアニバル・ゴンサレス。
いずれも20世初頭のものでした。

アニバル・ゴンサレスといえば
スペイン広場やトリアーナ橋のカルメン礼拝堂などで知られ
(今みたらヘレスの駅やガジョアスールもそうだって)
ムデハル風の壮麗なスタイル、だとばかり思っていたら
あらあら昔はモデルニスモだったんですねぇ。

 とちょっと勉強になりました。

はい。
散歩のときは前だけでなく
たまには立ち止まって見上げてみたりが大切なようです。


2011年4月25日月曜日

うちのわんこ


雨の聖木曜日
友達にもらった靴をはかせて
ダイソーのレインコートを着せてお散歩にいったら
聖母様もかくやと思うほど
たくさん写真をとられたうちのしらちゃん(雑種1歳)

最近はスペインでも犬に洋服着せている人も多いけど
日本に比べるとまだまだ少ないね

室内飼いなので靴はかせておくと後がきれいで便利だけど
やっぱ勝手がちがうようで
歩き方が馬のようになる。。。

2011年4月24日日曜日

コロッケ!


スペインはおいしい!

ま、たまにはもろ、外人観光客狙いの
いー加減な料理が目の玉飛び出る料金
ってなとこもないではないけれど
基本的にスペインはおいしい。
とくに日本人の口にはあうと思う。
それにリーズナブルだ。

たまーにオリーブオイルの匂いがだめという人とかもいるけど
タパでも、魚介系、肉系、野菜系いろいろあるし
バルもレストランもいやになるくらいあるから
食べるには困らないはず

でコロッケ
日本人とバルにいくと誰かが絶対頼む、
ってくらい人気のあるタパのひとつ。
あ、写真はメディアラシオン、半人前です。
って、じゃ、一人前はいったい何個なんだ?
とか深く考えずみんなの手がのびる

日本のようなじゃがいものコロッケではなく
クリームコロッケ
でも日本のような濃厚なベシャメルではない。
基本的にバターでなくオリーブオイルだからかな?
バターもつかう人もいるみたいだけど
基本的に具をオイルで炒めて粉振ってそれをミルクでのばす
というレシピ
それを小麦粉、卵、パン粉つけてあげるわけですな。

生ハム、チキンが定番
プチェーロ
つまり鳥豚牛などの煮込みスープの残り肉でつくったものもうまい〜

ちなみにスペイン語ではクロケータcroquetaなんだけど
コクレータとかクロクレータとか
間違って発音するのが多いのが面白い。

さてビールの時間だ。
今日のおつまみはコロッケにしようかな

2011年4月20日水曜日

セマナ・サンタ 聖週間

聖週間というのは
ドミンゴ・デ・ラモス、枝の主日(日曜日)から
復活祭の日曜日までの1週間のこと
キリストの受難と死、そしてその復活を祝う
カトリックではクリスマスとならぶ大きな行事でありまして
カトリックが大主流なスペインでは
各地で盛大なお祭りとなっています。
毎年その日程が変わります。

セビージャの聖週間は
壮麗なキリストや聖母像の輿が町を練り歩き
スペイン中、世界中から観光客が集まる
大きなお祭りなのであります。

毎日、どこかの教会から行列が出て
カテドラルをめざします。
そしてまたそれぞれの地区の教会にかえっていくというわけです。
行列につきそう信者たちは
アイスクリームのコーンを逆にしたような三角帽子の頭巾で目しかみえません。
KKK団のような、といえば話が早いかな?
それをナサレーノとよびます。

セビージャの旧市街にはとにかくたくさんの教会があるのだなあ、と再認識。
京都のような感じ、というか、ほんと有名、無名
たくさんの教会に信者会(兄弟会、エルマンダとよびます)があって
そこがこの行列をだすわけです。
聖像をのせた輿を両肩でかつぐのがセビージャ風。
マラガでは片方の肩で顔をだして担ぎますが
セビージャでは輿の下に入って首の後ろにのせます。
この担ぐ人をコスタレーロとよびます。
重労働で、昔はお金を払って担いでもらっていたそうですが
今は皆ボランティア。信仰。
聖像、信者たちとともに行列にかかせないのが音楽隊。
コルネットとトランペットに太鼓という構成が主流ですが
なかにはオーボエやファゴットなどでの
ムシカ・デ・カピージャ(礼拝堂の音楽)もあります。

この期間中はどこにいっても人・人・人!
地元の人はこの期間は海辺などセビージャの外でゆっくり静かにすごす、
という人が多いのも納得。
かと思うと毎年、全ての行列をみようと
セビージャの細い道を行ったりきたりしている人も。
それぞれにお気に入りの行列、聖母像があったり。
これもこりだすときりがない世界なのであります。

ふだんのミサにはいかなくとも
聖週間となれば皆まっさきに教会にかけつける。
信仰+情熱+慣習=お祭り
って感じかな。

ちなみに私は地元トリアーナの行列だけいつもみています。

2011年4月19日火曜日

聖週間まっさかり

ではございますが今日は雨
聖週間の行列に出られずに今年も泣く人がいるのだろうなあ

昨日も曇天でどうかな、と思ったのですが
なんとかもちこたえました

私は日曜はお仕事でエストレージャの後ろ姿を拝んだのみ
月曜はフラメンコを観て帰り道
サン・ゴンサロの後ろ姿と
聖母様のお輿をみることができました
Virgen de la Salud
健康の聖母様?

セントロはすごい人
バスもなかなかこなかったりとたいへんですが
セビージャの聖週間はやはり一度は観る価値があります

2011年4月16日土曜日

聖週間

セビージャはすでに聖週間一色。

今日はドローレス、
痛みの聖母の金曜日

日曜日にでる
エストレージャ
星の聖母の礼拝堂でも
もうきっちりおみこしはできあがってます。





 こちらはトリアーナのエスペランサの礼拝堂
クリスト・デ・トレス・カイダも


トリアーナの聖母も
準備OK

聖像を近くでみようという善男善女で
礼拝堂はにぎわっているのでありました

2011年4月12日火曜日

セビージャのイタリアン

スペインにいるからといっても
いつもスペイン飯ばっかり食べてるわけではありません。

セビージャにはおいしいタパスのほかにも
おいしいレストランがたくさん

なかでもおすすめがここ
アレナル市場の横のイタリアン、
ポルタ・ロッサ

この週末に久しぶりで行って来ました


海老とアーティチョークとトマトのスパゲティは
今日のおすすめ

生クリームのソースがこってりとうまい


フンギのリゾットは絶品

デザートは
え?
てな大きさのティラミス

パンナコッタの木の実ソース

このほかにサラダやカルパッチョもとり
ワインものんで
友達夫妻と昼間からいー気持ちになったのでした
ちゃんちゃん

ちなみにこの日は夏のような暑さで
川縁では水着姿の人も

セビージャの春は夏みたいな季節です

2011年4月6日水曜日

日本とフラメンコ?


セビージャには
というか、おそらくスペイン中どこの町でも、
中国人経営の雑貨店が星の数ほどある。
最初は100円ショップだった。
がそのうち100円以上の商品も増え
洋服や靴を専門に扱うところもでき
食品中心の店も増えた。
が、一番多いのは雑貨屋。

そんな1件のショーウィンドー
いったい誰が買うんでしょう、っていうような
あやしげな日本人形
(左の黄色のってつのかくしっすか?)
その中にひっそりとフラメンコ人形。
ちょっとうけちゃいました

2011年4月3日日曜日

セビージャの日本料理店

日本支援イベントを無事終了し
35度という夏のような暑さの中、
イベントを手伝ってくれた
20年来の友達である舞台監督さんと
彼女の職場の近くの日本料理店、MATSURI祭へ。
お昼は10ユーロのランチがあってお得です。

前菜は
生春巻き(ってベトナムじゃん)か

 酢の物

メインはお寿司(手前)か
お刺身(奥)
お寿司はかなり小ぶり。


ほかにカツ丼もあります。
このほかに
お味噌汁か野菜スープ
ごはんもつきます。

デザートも
抹茶アイス

ホワイトチョコレートのスープ
 などかなりレベルの高い出来。

飲み物は別ですが
10ユーロはかなりコストパフォーマンスいいのでは?


 MATSURI
住所 Amor de Dios, 68. 41002 Sevilla
電話 954 908 369