2012年2月28日火曜日

ヘレスのフェスティバル1 へレスのプチグルメ エル・パサヘ

毎年恒例へレスのフェスティバルに来ています!

今年で第16回を迎える、
フラメンコとスペイン舞踊のフェスティバル。
今年も2月24日から3月10日までの16日間、
フラメンコ舞踊のクルシージョと
夜ごとのフラメンコ公演、
展覧会に講演と
盛りだくさんな内容です。

フェスティバルのレポートはこちらの方で!
毎日
13時からの記者会見に顔をだし
最低1つの公演をみています。

ホテル暮らしでありますので
飲み歩き、タパの食べ歩きも楽しみのひとつ

劇場そばの
タバンコ
とよばれるヘレスの昔ながらの居酒屋。

シェリー酒が
日本でもおなじみのフィノをはじめ
オロローソ、
ドゥルセ、
パロ・コルタード、
アモンティジャードなど
いろいろそろっておりまする。
それをカーニャとよばれる、
ふつうのコップを細く小さくしたようなコップで飲みます。

おつまみに
チーズやイベリコ豚のチョリソやサラミなど頼むと
紙にのせてだしてくれるのもうれしい。




店内はいつも地元の人でいっぱい。
フェスティバル期間中は劇場行く前後による人も多いです。

その名とおり
サンタ・マリア通りとメソネス通りの結び、
パサヘ、抜け道になっています。

そのメソネス通りをはさんでむかいのモンタイートとよばれる、
スペイン風ミニ・サンドイッチの店は
フラメンコ・ファンで毎夜いっぱい。

また角にある、マンサニージャも
公演前後による人が多い店です。
マンサニージャのトルティージャとアモンティジャード

2012年2月24日金曜日

セビージャの新しいパン屋さん

セビージャのヌエバ広場とレジェス・カトリコス通りを結ぶ
サラゴサ通りを久しぶりに通ったら
新しいお店がいくつかできていた。

そのひとつがパン屋さん。
通り過ぎかけたけど
勘がはたらいて引き返し中に入ると
当たり!
 おいしそうなパンがたくさん

クロワッサンもスペイン的な、
上にべたべたするシロップかけた、
ぺたっとしたのではなく
ちゃんとフランス風

お店のウエブはまだないそうですが、
デニッシュみたいなのもいろいろあったし
これはまるかも。

で買って帰りましたとも。
くるみとレーズンのはいった大きめのやつ。
なぜか紙にくるまれてて中がみえなかったのだけど
このお店なら、と思って購入。
帰ってあけてみたらすでにスライスされてました。

くるみパンはあたり。
大きいから冷凍しないと


2012年2月20日月曜日

トリアーナでタパ@!


毎日行くバルというのはだいたい決まっていて
ビールがおいしいところ
ワインがおいしいところ
タパがおいしいところ
小腹がすいたらいくところ
なーんてその日の気分で選ぶわけですね。
私の場合はほぼ毎日行くのが2軒。
1週間に1回以上いくのがこれにプラスして5軒かな。

そのほかに友達がきたら行くバル
というのもあります。
近所だけどいつもの店ではなく
タパがおいしくてちょっと特別感のある店。
そんなひとつがここ。
アルバアカ。

数年ぶりでセビージャに来た友達と
でかけてきました。

ここのタパもすごい。
タパを小皿料理と訳しているところもありますが
ここは大皿で登場します。
はっきりいって日本のスペイン料理店の1人前

イカ団子。

鯛のローストに
うなぎの稚魚もどきのせ。


で、お値段は2.5ユーロから3ユーロくらい。
どうだ、まいったか!
でございます。

彼女と来る前もセビージャ在住のおともだちと来て

クレープ包み

コーンにはいったきのこ


いわしの稚魚のフライ
揚げ卵、ピーマン付き
(これはラシオン)

などなど満腹いたしました。

ワインの品揃えもなかなかで
グラスワインも何種類もあるのでワイン好きにもおすすめです!

奥には食堂もありゆっくりごはんももちろんできますよん。



2012年2月3日金曜日

セビージャで日本映画

2月3日、10日、17日と
3週間にわたって
小津安二郎の映画がセビージャで上映される。

上映は17時と20時の2回で
入場は無料。

プログラムは
2月3日はPrimavera  tardia
 10日はViaje a Tokio
17日はEl sabor del sake

とスペイン語タイトルでいわれても、ですよね。

順に
「晩春」1949年
「東京物語」1953年
「秋刀魚の味」1962年


 スペイン人は映画好き
日本ではみたことがなかった
小津作品を
テレビで初めてみたのはスペインだった。
小津だけでなく溝口健二や成瀬巳喜男なんてとこまで
けっこう知っているのがスペインの映画オタクで
黒沢、小津は今でもDVDが普通に入手できる。

そういえば
マルクス兄弟も
初めて観たのはスペインのテレビだった。
マルクス兄弟のパロディやってすぐにわかる国なのであります。


2012年2月2日木曜日

チューロ!

 スペインもシベリア寒気団到来だそうで
バルセロナ近辺では雪がふっているそうな。

セビージャには降りません。
数年前、市内のあちこちでちらついたことはあったけど
つもるほどに降ったのはもう50年以上前のことらしい。

で、そんな寒い日におすすめの朝食は
やっぱ伝統的なものでしょう。

トリアーナの奥の老舗バル・レストラン。
タイルがいかにもセビージャ!

このバルにはチューロの機械があって
朝早くから職人さんがつくる、
あつあつのチューロを食べることができるんです。


みよ!
この美しきチューロを!



セビージャではカレンティート、とよびます。
マドリードではポッラともよびます。

日本だとチューロはおさとうもはいっている
スペイン風ドーナッツになってたりするけど
本場の本物は小麦粉と塩と水だけ
それを機械からしぼりだし
油に水流(油流?)つくって
くるくると渦巻き型にしたのを
裏表かえしてこんがり揚げたらできあがり。
ドーナッツというより
中華粥に切ってのせる油条ににてる。
今度おかゆつくったらかってきてのせてみようっと。

職人さんが太くて大きなおはしのような木の棒を
両手に一本ずつもって
 渦巻き状になったチューロをあげています。
ここの職人さんは超ベテランで名人技。

揚げあがったチューロははさみで切って
紙につつんでくれます。

チョコラテというこ〜いチョコレートドリンクがおなじみだけど
バルではカフェ・コン・レーチェ、
つまりカフェオレにひたしてたべている人も多数。

あげたてにお砂糖かけてたべてもうまいです。


そうして体重は右肩上がり、と。