2011年12月24日土曜日

クリスマスのイルミネーション2

セビージャのネルビオンという、
サンタフスタ駅近くの
セビージャFCスタジアムのそばで友達と会った帰りにみた
デパートのイルミネーション。
きれい!



いつもここのはこってるんだよね。
途中でついたりきえたりして
それもまたきれい。

ついでにもう少し

無駄にイルミネーションだだもりにされた地下鉄入り口。
これはネルビオンの駅だけど

 プラサ・デ・クーバ駅にはベレンまで!
どんだけ駅がだだっぴろくて
そのわりには利用者が多くはないって証明

いやそれなりにいるんですよ。
でもおとぎ電車みたいな地下鉄で
東京や大阪の地下鉄とはまったく違うしろもの。

ほかの路線の建設もはじまっているらしいし
まだまだセビージャもかわるのかな?

2011年12月23日金曜日

オンダリビア

ふだんはセビージャ
それも川むこうのトリアーナで
ぼーっとしている私ですが
お仕事関係などで
スペインのあちこちにとぶこともたまに。

オンダリビアはそういう縁で訪れた町。
映画祭とピンチョで有名な?
サン・セバスティアンの
空港のそばの港町。

セビージャから行くと
バスクってなんか外国。
町も整っていてきれい。


この木の使い方がいかにもバスク


町中には古い建物ばかりじゃなく
新しいものも多いんだけど
それも古い建物風に工夫したデザインで
町並みが美しい



そんな町でバルに入って


まずはチャコリを一杯
バスクの白ワインでございます
うまい 安い

掘越画伯大絶賛の
世界一うまい魚介のスープ!

見た目はおもいっきり地味ですが
滋味
たらとえびと貝の
自然の味がとけあって
これはもうこたえられない


メインはまぐろ
たたき風ですな
つけあわせのししとうがらしもうまいっす
醤油がほしいかも

結局この
漁師兄弟会食堂に3回通いましたわ。
一泊なのに。

2011年12月20日火曜日

クリスマスのイルミネーション


町はすっかりクリスマスモード
どこの町でも繁華街には
クリスマスイルミネーションが。

ご時世がら?
主流はLED。
ブルー主体だった少し前はおしゃれながらも寒々してたけど
色ものもでてきて華やかになったかな。

昔のデザインとはかなりちがうものがでてきましたが
これってどうよ?
と思うのはうちの近所の飾り。


まあ、お子様向けなのかもしれないけどさ。
デザインといったらデザイナーの9割が怒りそうなデザインつーか。

ちなみに下のは大都会マドリード
グランビアのイルミネーション
華やかさはないけどやっぱおしゃれだよ〜



ちなみにセビージャでも市役所ではこんな
映像ショーをやっているそう

徒歩15分で到着するけど寒くてまだ観に行ってない。。。

2011年12月14日水曜日

町歩きの楽しみ

スペインの町を歩いていると目につくのが
記念碑。
とでもいうのだろうか。

ここで誰が産まれた、
ここに誰々が住んでいた、
というアレである。

セビージャは
アラメーダとグアダルキビル川の間のあたりを歩いていると
ん?
フラメンコ?


近寄ってみると


グラン・アントニオが
子供の頃を過ごした家だということでした。

タイル画のこのつたなさ。。。
味があるといっていえないこともないけれどさ。
セビージャの誇り、
と書くならもう少しかっこよく描いてほしかったかも?

2011年10月26日水曜日

秋?


トリアーナの橋のたもとにあるカルメンの聖母のお堂

この空みてください
夏? 秋?

10月も下旬というのに
日中はまだ半袖でもだいじょうぶ

おとといの雨でだいぶ涼しくなったとはいえ
やっぱセビージャはあったかい。


2011年10月24日月曜日

指宿洋史選手 決勝ゴール


セビージャ・アトレティコ
今日も指宿選手が決めてくれました。

相手はメリージャ
アフリカ大陸にあるふたつのスペイン領のうちのひとつである港町のチーム。

どちらもボールがうまくまわらず決定打のないまま迎えた後半
ルイス・アルベルトのパスをみごと押し込み決勝点。
観客からはヒロシコール!

このルイス・アルベルト、
昨夜の一軍バルセロナ戦に招集され
バルセロナから深夜にセビージャに帰ってきたばかり。
ヘスース・ナバスばりのドリブルをみせる19歳。
疲れもみせずの活躍です。

クラブのオフィシャルウエブにはゴールのビデオがあります。

セビージャATの試合が行われる
シウダ・デポルティーボはセビージャの練習場で
一軍も通常はここで練習をしています。
ピッチと同じ高さで柵にもたれて応援できるので
選手の声もきっちりきこえてくる。
デフェンスが「ヒロシ!左!」
とか言っていたり。


これで今シーズン6点目。
だんだんチームになじんできたかな。
がんばれ指宿選手!

それにしても

スポーツ写真は難しい

↓何してんだかわかんない

↓上狙い過ぎ。青空だったらポエムだけど

↓頭切れてるし、端過ぎ。

プロの写真家はすごいなあ

2011年10月21日金曜日

福島の英雄たち

スペインには
アストゥリアス皇太子賞という
すごく大雑把にいっちゃうとスペイン版ノーベル賞みたいな賞がある。
学術、芸術、スポーツなどの各部門に功績のあった人を
財団の選考委員会が選出する。

その今年度の平和賞に選ばれたのが
「フクシマの英雄たち」

福島原発で危険をかえりみず現場で事態の収拾にあたった人たちだ。

その授賞式が行われた10月21日。

朝国営放送ラジオをきいていたら
インタビューにその一人が登場した。

淡々と、
「生命の危機も感じなかったしあの後と前とで人生も変わってない」と語る。
当たり前に仕事しただけでなんでこんな賞もらうのかちょっと居心地悪そうな感じ。
あまりにも優等生的な答えで面白くないけど
そうしか言えないんだろうな。


授賞式には警察から二人。自衛隊から二人。そして消防隊から一人。
最初の受賞理由からいって
本当は東電関係の人のことを対象としてたようにも思うけど
まだ完全に事態は収拾していないから
東電関係は来西しなかった。

テレビ中継された授賞式をみていたんだけど
自衛隊、やっぱりmilitarって訳すんだなあ。
今更ですが。

東京消防庁ハイパーレスキュー隊の富岡隊長がスピーチ。
ビデオはここの下の方にあります。
スピーチは日本語。
スペイン語の訳がつく。
もともとスピーチ原稿を訳していたものとみえ
最初はそのスペイン語訳が日本語でいってないところまで言っちゃう、
という走り過ぎをみせ同業者の末端につらなる者としてちょっとはらはらしたけど
訳はさすが。
日本語とスペイン語って語順が違うから
もし原稿無しの同時通訳なら違う風になったろうな、と思ったり。

最後、
ビバ・エスパーニャ!
とスペイン語で話したのには皇太子もにっこり。

ビバ・エスパーニャってスペイン万歳、なんだけど
ちょっと右翼的ニュアンスもあるんで
本当はグラシアス・エスパーニャ、くらいがよかったかも。
とか、よけいな心配したり。

今回の受賞は
福島の英雄となうってはいるけれど
原発事故でがんばった人たちだけでなく
津波と原発事故でたいへんな目にあいながらも
がんばっている日本人たちへの
スペインからのエールなんだよね。

ありがとう、スペイン。


2011年10月10日月曜日

指宿洋史選手 ハットトリック!



今年からリーガ・エスパニョーラのセビージャFCの下部組織、
セビージャ・アトレティコでプレーする
指宿洋史選手。

高校卒業とともにスペインに渡り
プロ生活をスペインでスタートさせた日本人には珍しい経歴の持ち主。
2部リーグのジローナに入団、
そこから3部のサラゴサBへレンタル移籍、
後、2部Bのサバデイにやはりレンタル移籍。
昨季はサバデイの2部昇格に貢献する10ゴールをあげた。

その彼が今年セビージャFC入団。
UEFAカップ、ヨーロッパスーパーカップ、国王杯など
ここ数年多くのタイトルを取得した強豪にやってきた
初めてのアジア人選手である。

セビージャFC日本ツアーの通訳をつとめたセビジスタ(セビージャファン)の私、
これは行くしかないでしょ。

が、一緒に行こうといっていたセビージャの日本人友達や仕事の都合で
ようやく今日、夢が実現したのであります。
総勢12名が
地下鉄に乗ってパブロ・デ・オラビデ駅下車
シウダ・デポルティーボにかけつけました。

入場料10ユーロ。
町中にあるサンチェス・ピスフアン・スタジアムのように大きくはないけれど
10月とは思えない強い太陽のもと
セビージャATが2部に昇格したときにできた仮設風スタンドに陣取りました。
自由席。
影はまったくなくじりじり焼けるけど
昔の西武球場の外野席みたいな、のどかでおおらかな感じ。
空が大きい!


相手は CDロケータ
同じアンダルシアの東端にある、アルメリアのチームです。
CDはClub Deportivoスポーツクラブの意味。

試合開始直後に先制点をいれられるも
すぐに同点においつき
そして指宿選手の同点の一発!
持参の日の丸をかけげ喜ぶ応援団!
実はこの時私の座ってた列にアーモンド売りのおじさんが来て
その瞬間を見逃したのですが
これは幸運のアーモンドに違いない、ということで2個購入。
ぽりぽりたべていたら
もう1点!

そして
またまた1点!
ええ〜
ハットトリックじゃありませんか〜〜〜

大盛り上がりの応援団。
まわりのセビージャファンも振り返って拍手くれます。
いえ
私たちがゴールしたわけじゃないんですけどね。
でもちょっと鼻高々。


サッカーは素人でございますが
みていると
彼のところに絶妙なパスがくるわけじゃない。
それでも味方が攻め上がってくると
果敢にゴール前に陣取り機をうかがい
取って返す刀で、という感じでゴールを決める。
好機を逃さずしっかり決める。
いいなあ。

味方が攻め込まれるとしっかりゴール前まで加勢にいっているし。
大柄なゆえか
マイペース風にもみえるけど
しっかり仕事をこなしている、って感じ。

後半
tanoに交代、その彼もゴール。
結局7対2の快勝。

でも彼はもっともっと大きくなる。
それをチームメイトが理解すると
年あける頃にはちがう攻撃体制になっているかも?


試合終了後
クラブのプレス部長にお願いして
指宿選手を囲んで記念撮影。
お疲れさまでした。
ありがとうございました
また再来週お伺いします。


しかし本当に
こんな気持ちのいい天気の一日
サッカーをみにいって
お目当ての選手がハットトリックきめてくれて
チームも完全な勝利をして
って
こんな幸せな日曜の午後、ってそうないよね

2011年10月2日日曜日

窓わんこ


スペインは犬好きが多い!

町を歩けば
犬のうんこがおちてるけど
(これでも最近は拾う飼い主も増えた)
マンションでもふつうに犬を飼っている。

散歩のとき以外は窓から外を見張ってる子も多いんだよ。

アルファレリア通りのわんこ。もう亡くなった。
うちに前いたわんこに激似。同じ頃亡くなったのも縁かな。

ファビエ通りのわんこ、フローラ。
バルの割れたガラスをかくす板の間から顔だしてた。
その後、サッカー場の番犬になったがけんか傷がもとで亡くなった。
このバルも今はもうない。



ロドリーゴ・デ・トリアーナ通りのわんことにゃんこ。
二匹仲良く外をみてた。
うちのわんこをみても吠えない。立派。

ファビエ通りのわんこ。
この家の前は毎日何度も通るがわんこがいるのをみたのは初めて。

おまけにうちのわんこ
しらちゃん
好物はハモン(生ハム)
食べるが太らない
一日中寝てるか遊んでるか食べてる
足が長くて細い
とほんとうらやましい人生をおくるわんこでございます。

2011年9月23日金曜日

秋!

暦の上では今日から秋でございます。
日中はまだ30度くらいまで気温が上がるセビージャですが
少し前から朝夕は半袖だと肌寒いくらいになり
窓を閉めて寝る夜も多いです。
空もいかにも秋!
という感じで高く高く晴れて
浮かぶ雲も秋らしい。

なのに

スペイン人に
「もう秋だねえ」
とか言うと
「いやまだ秋じゃない」
といわれてしまうのです。
「秋は9月23日から」
「…」

と言う話をセビージャ在住日本人友達に話したら
皆にも同意されたので結論にしちゃいます。

スペイン人にとって季節とは暦が決めるものであり
自分で感じるものではない


日本人は季節感を大切にする。
などとよく言われていますが
やっぱそうなのかも。

ちなみに蝉もきりぎりすもなかないセビージャの町中ですが
市場の八百屋の果物の種類や魚屋さんの魚の種類などには
季節感じます
巨峰も豊水もさんまもないけどね。
パームツリーが並び
2月に紫蘇が芽をだしたりする町だけど
裸足で歩く石の床の肌触りや
シャワーのレバーの位置がお湯よりになったりにも
季節を感じます

そろそろ長袖の羽織ものをださなくちゃ



2011年9月19日月曜日

聖母様のおでかけ


車が1台やっと通れるような細い路地を
聖母様がやってくる

羊飼い姿の聖母様


先触れの楽団
十字架
旗印
信者たちを前に
町中を行く聖母像

通り道は造花や国旗で彩られ
バルコニーからはセビジャーナスのリズムで讃歌が歌われ
屋上からははなびらがふりそそぐ


8時頃に教会を出発し
トリアーナの細い道をあちこちまわり
教会に戻ったのは1時頃。
花火があがる。

聖週間以外でも
セビージャの町では
こうしてときどき
聖像の行進が行われているのです。



2011年9月15日木曜日

レアルマドリって

「僕に罵声をあびせるのは
僕がハンサムで金持ちでいい選手だから」
とディナモ・デ・サグレブとの試合後コメントしたクリスティアーノ・ロナルド

審判批判により罰金の噂も同紙に。
これ、私ラジオで聞いたから
どっかの国の元大臣とメディアの薮の中の発言じゃないよ。
はっきり言ってましたわ。

そーゆーこといってるから嫌われるんだよ。
とかゆーのはともかく、
こういう発言しちゃうってのは監督の影響かね。
一言多くてそれがあんまりみんなに叩かれるもんだから
ついには記者会見にでなくなってしまったモウリーニョといい
控えめでおとなしい、というポルトガル人のイメージをひっくり返して頂きました。
モウリーニョも震災へのお見舞いメッセージとかきくと
ふつうにいいこといってるんだけどさ。
英語だと別人格?


レアルマドリって巨人だよなぁ。
そうつくづく思います。
いやね、日本のプロ野球でいえば絶対巨人。
自分は特別と思ってるはなもちならない存在。
あ、巨人ファンのみなさんごめんなさい。
でも圧倒的な人気と財力誇った巨人は
(今はそうでもないのか?)
札束で無思慮に選手あつめてきちゃうレアルマドリに似ているよ〜

東京横浜育ちの阪神ファンアンチ巨人な私はレアルマドリ苦手。
じゃ阪神は?永遠のライバルであるバルサ?。
でもだめなチームでも応援という感じは
ベティスやATマドリのような気も。

阪神ファンのみなさん絶対マドリファンになってはいけません。

ちなみに私は地元セビージャFCのファンです。
プロ野球でいえば昔の阪急みたいな感じですかね。

2011年9月13日火曜日

セビージャも満月。。。あたりまえですが


遅ればせながらセビージャも満月!
ベティス通りにでたらヒラルダと黄金の塔の上に
まんまるなお月様

いろんなたいへんなニュースばかり飛び込んで来るけど
そんななかでも
世界中すべての人が
毎日
ほんの一瞬でも幸せを感じることができますように

お月様お願いします

2011年8月31日水曜日

里帰りその2 節電

今回の里帰りは震災以来初めてだったので
ちょっといつもと違うような気持ちだったのだけど
結局いつもと同じような。
実家に帰り、家族に、そして友達と会い、
買い物をしておばかな深夜テレビを見て…
それだけ東京近辺は
震災前の日常に戻っている
ということなんだろうね。

噂の節電も、
たしかにいわれてみれば
電車の中も3本に1本の蛍光灯が外されていたり
冷房がいつもよりゆるめで
団扇を持った人が多くいたり
駅も同様だったり
とかはあったし
そういえばネオンも昔ほど派手ではないかな、
くらいな感じはあったけど
いわれてるほど
暗い感じはしなかった。

思うに
ヨーロッパはもともと暗いからね。
ネオンも少ないし 
街頭とかも暖色でぼんやりした感じだし
それになれてるから
あまり暗いと感じなかったのだろう。
うん
これくらいでいいんじゃない?
もともとあんなに明るい必要はなかったんじゃない?
って感じ。

今や富士山よりも日本のアイコン的存在
(少なくとも海外からみるとね)
渋谷の交差点のでっかい街頭テレビも健在だったし
(あ、4つくらいあるうちには点いてないのもあったかも)
どこにいってもお祭りですか?
ってくらいに人はいるし、
いつもの日本。
にみえる。
なんだけど
まだまだ東北の被災地では
避難所暮らしの人もいるし
原発の問題はまだ解決されてないし
どこか不安な気持ちを
誰もが隠し持っているのだろう。

2011年8月30日火曜日

里帰りその1 飛行機

一ヶ月ほどの日本滞在から帰ってきました。
今回も前回に引き続きフィンエア。
ヘルシンキから成田は9〜10時間と短いのが魅力。
マドリ/ヘルシンキは4時間半。
今のところ日本/スペインは直行便がない
(チャーター便ではあるらしい)ので
セビージャから日本はやっぱ遠いのであります。
朝7時の飛行機でマドリへ向かい8時到着
10時10分発のヘルシンキ行きに乗り換え
15時30分着。あ,ヘルシンキとスペインは1時間の時差あります。
で17時15分発の成田行きに乗り換える。

マドリでも同じターミナル4なので便利だし
ヘルシンキの空港はヒースローのようにバスに乗ったりも
アムステルダムのようにえんえんと歩いたりもしないので便利。
(それでもま、少しは歩くので荷物多いとちょっとたいへん)
成田をはじめ、関空、名古屋、香港などなどへの便が出る時間が集中しているのと
今回は夏休みということもあってか
パスポートコントロールが激込み!
ディズニーランドみたいに並びました。
その横でヨーロッパ人は旅券を機械で処理して
さっさと通って行くんですがね。
ま、日本では日本人がさっさか通っていく横で
外国人は長い列だからおたがいさまなのですが。

フィエンエアは機体も小さめで日本行きでも
2=4=2という座席の並び。
ビール、ワイン以外のアルコール、ウィスキー,シャンパンなどは有料。
5ユーロです。
機内食も質素だし(ま、最近はどこも少なめだよね)
座席についたパーソナルTVは画面小さめ
映画等のセレクションも日系に比べマイナーなセレクション
(といっても邦画も2本あったよ)なので
機内で眠れない人にはあまりむかないかもだけど、
睡眠薬飲んで寝ちゃうし機内食はほとんど食べないという私のような人にはむいている。
なにより
パリやロンドン、フランクフルト、ミュンヘン、
アムステルダムなどほかのヨーロッパ都市からだと13、4時間かかるのが
10時間以内というだけで全てOK。
楽です。
成田着は9時。
  ちなみに到着のちょっと前にこの飛行機に乗っていたサンタさんが登場。
機内で記念写真撮影とかしてくれてました。
震災被災者のこどもたちを励ますための来日だったそうです。
http://www.finnair.com/finnaircom/wps/portal/news/en_JP?path=%252fFinnair.JP%252fNews%252fJapan_News_110725_ja


ま、結局ドア・ツー・ドアでは24時間以上かかるのですが、
フィンエアけっこうおすすめです。

ちなみに帰りは成田11時発。
セビージャに着いたのは24時。
ヘルシンキで関空からきたセビージャ在住の友人とばったり会ったので
マドリの待ち時間とかも短く感じたけど
やっぱ遠いのはたしか。
ほんともっと近ければなあ、とか思うけど
この距離故の日本とスペインなのかもね



2011年7月23日土曜日

トリアーナはすごい人出
7月21日から
夏祭り、ベラがはじまったのです。

ベラ・デ・サンティアゴ・イ・サンタ・アナ
という長い正式名称をもつこのお祭りは
聖週間とならびトリアーナ再大行事。

川沿いのベティス通りにはカセータ(仮設小屋)や夜店が立ち並び
トリアーナ広場には舞台ができて
フラメンコ、コプラ(スペイン歌謡))、セビジャーナスの公演が開催。
カセータ、という名前は同じでも
セビージャのフェリアのカセータのように
プライベートではなく、誰でも入れます。
セビジャーナスよりはラテンポップス系が多く
最近のはやりはなんといってもモヒート!

いわしの鉄板焼き食べてビール飲んで
あとはモヒート!
公演は無料。
昔はみんな、自分で椅子もってきたそうだけど
今は折り畳み椅子あります。
早くからがんばってないと一杯になっちゃうけどね。
昔話のついでにいえば、昔はプロレスとかもあったそうだ。

不況のおりでもビールのんでればなんかハッピー
ってのがスペイン的ですごく好きだ

2011年7月2日土曜日

セビージャの暑さ対策

日本も暑いそうですね。
セビージャも暑いです。
日中、街頭の温度計は50度になることも!
湿気は少ないので思ったより過ごしやすい、
とはいうものの
昼間はとても日向にはいられません。
町も死んだよう。
日本の夕方という感じの暗さになってくるのが21時過ぎ。
その頃からわらわらと人々がでてバルのテラスで夕涼み。

では日中は?
家の中でじっとしてるんです。
スペインの家には
ペルシアーナとよばれるものがあります。
辞書だと鎧戸、ブラインドとなっているけど
紐をひくとおりてくる
シャッター風の日よけ。
いわば
巻き取り式のスペイン雨戸とでもいうべきものです。

日中は熱気が入らないように
この雨戸をしめきって
まっくらな家で昼寝。
必要なときは電気をつけて過ごすのです。

湿気が少ないせいもあるのでしょう、
これでだいぶ違います。

我が家には冷房あるのですが
あまり冷房が好きじゃないということもあり
ほとんどつかいません

21時半から9時半までは
窓をあけて涼しい空気をいれまするため
窓全開
おかげで明るくなる7時には目がさめますが。

それでもあついときは水シャワー
かわかさずに寝間着をきてそのままねてしまう。。。
乾いた土地柄ならではの技も。

暑くて食欲のないときはガスパチョ!
トマト1キロ
きゅうり半本
ピーマン1個
にんにく1かけ
オリーブオイルとワインビネガーとお塩
水にひたしたパン
これを全部ミキサーにかけるだけというお手軽さですが
ビタミンも炭水化物もとれちゃう。
パンをおおめにいれてサルモレホ風にして
ゆで卵いれればタンパク質も!


さて暑さがピークを迎える前に
市場にトマトを買いにいきましょうか



2011年6月28日火曜日

サングレ

こないだアラアルの友達んちで食べた
お母様手作りの
サングレ・コン・トマテが
と〜ってもおいしかったので
久々に
サングレ・エンセボジャーでもつくろうと
買ってきましたよ
サングレ


一見
黒いチーズ?
パテ?

いえいえ。
これは血なんです。
サングレ=血


これは鶏の血を茹でて固めたものだそうです。
私が行く市場だと
鶏、卵、羊、鳩、小鳥、うさぎなどを扱う
鶏屋さんで売っています。
お値段お安く1キロで2ユーロくらい。

これを500gほど買ってきました。
にんにくひとかけを薄切りにしてオリーブオイルで炒め、
玉葱2、3個も薄切りにして追加し炒めます。
ここでローレルいれると香りがいい。
ゆっくりじっくり炒めて
玉葱が茶色っぽくなってきたところで
さいころ状に切ったサングレ投入。
あとは塩こしょうで味付け。
それでおしまいでもいいんだけど
私は味をちょっとぴりっとさせたくて
カラコーレス用のシーズニングをいれたり
オレガノをいれたりもします。
白ワインもちょっといれて少し煮込んだり。

で完成!



見た目は地味ですが
あま〜い玉葱に
ちょっと辛みもきいていて
なかなかおいしいんですよん。
サングレ自体はそんなに味がないので
ちょっと置いた方が味がしみてまる。
食べた感じはちょっとレバーみたいな感じかな。

辛いのがお好きなら七味かけても。
ごはんにもあいそう。

明日はここにトマトソース投入してもいいかも。

2011年6月26日日曜日

白い赤ワイン

 いつも行く、近所の市場のチャルクテリア、
すなわち、ハムや腸詰めなどの専門店、
ですが
そのほか、チーズ、干し鱈、
缶詰、ワイン、オイル、調味料
なんかを扱っているスペイン版乾物店みたいなところで
オフェルタ OFERTA
すなわちセールの札がでていたワイン

札に赤ワインとありますが
どうみても白ワイン
80センティモと破格の値段だったので
まずけりゃ料理用に、と思い買ってきました。

ね、
ティント、赤ワイン
って書いてあるでしょ




もちろんまごうことなき白ワインでした。
......
フルーティでけっこうおいしい
ガリシアはオレンセ産。
この同じメーカーの赤ワインもよくお店にあって
それも2ユーロくらい。
瓶代とか輸送とか考えても絶対おかしいんだけd
これがけっこういけるんだよね。。。

ネットで検索したら
日本でも格安ワインとして売られているみたい。
いわゆるテーブルワインだけど
けっこういけます。

バルでビール一杯飲むよりも
ワイン1本が安いって
あなどれないぞ、スペイン

2011年6月20日月曜日

アラアル


 週末、フラメンコ・フェスティバルを
観に出かけたのはアラアル。
セビージャから40キロ。
車で1時間もかからない。
ひまわり畑とオリーブ畑にかこまれた村。
人口は2万人弱。
名産はテーブルオリーブ。
そう、バルで突き出しにでてくる、
小ぶりのオリーブの実の産地である。
油にするものとはちがい、1個1個手摘みで収穫される。

最初の写真は市役所。
この広場が町の中心。
その横にはかつての町の集会所カシノ、
まわりにはカフェや銀行などが立ち並ぶ。

16世紀に建立されたサント・クリスト・デ・ミセルコルディア教会
(現存するのは18世紀に改修されたものが大部分)


そして
ちょうど結婚式が行われていた、
ファザードの大きさではアンダルシアで随一ともいわれる、
サンタ・マリア・マクダレーナ教会



現在、フラメンコにおける女性博物館のある、
18世紀の豪邸カサ・デル・アイレ


1階の出窓が特徴的な
白壁のきれいな町並み

おいしいタパのあるバルもいっぱい

こんな町で育つこどもたちはなんと幸せなことでしょう

2011年6月16日木曜日

月食 en Sevilla

昨夜、6月15日は世界中で月食が観測されたそうですが
セビージャでもしっかりみえました!

21時半頃から、
ということでしたが
夏時間ということもあって
その頃はまだまだ明るくて
月なんてどこ?
って感じ。
22時30分くらいにでかけて
視野が開けるところを、と
トリアーナ橋の上に行くと
鈴なりの人。
でも
でも
みえない。。。

雲のせいかな?
周りが明るいせい?
でも星はみえるし。
などと話して一度は帰宅。

ツイッターでeclipse sevillaで検索かけても
みんな
見えない!の大合唱
だったので一休みして
もう一度検索すると
見えた!
とのつぶやきが。

もう一度でかけて今度はベティス通りで目をこらすと
ぼーんやりと赤い月が。
なんとも不思議な感じでありました。

見たことに満足して帰宅。
あまりにぼんやりで
私の腕では撮影不可能

でも今朝の
セビージャの日刊紙にはこんな写真がのっていました

セビージャらしさをいれるために苦労してるな。。

2011年6月12日日曜日

村上春樹 カタルーニャ国際賞受賞スピーチ をスペインから見ると

第23回カタルーニャ国際賞を受賞した村上春樹。
受賞理由は
「その作品が世界の文学界の規範となり、
東洋と西洋の架け橋を築いた」こと。

授賞式前日の記者会見で
「日本に生まれ、暮らしている。
日本語を話し、日本食を食べ,日本人がやること全てをやっている。
でも僕はジャズやドストエフスキーからステファン・キングまで西洋文学が好きだ。
何が東洋で、何が西洋なのだろう?」
と。
*ソースはスペインの日刊紙記事

その授賞式の模様を伝える
ラジオのニュースで彼のスピーチの一節を聴いて
これは全部ぜひ読んでみたいと思ったら
翌日の毎日新聞ウエブに全文が掲載された。
これを読んで泣いた。

正直、熱心な読者ではない。
でもここには震災、そして原発事故後の
多くの日本人の、言葉にできなかった思いが
ここにはこんなにはっきりした形になっている。

書くことを仕事にする、というのはこういうことなのだ。
思いを言葉に変える。
皆の思いに形を与える。
読んだとたんに自分の中にあった
もやもやしたものがはっきりした形となって
うん、私もそう思っていたんだ。
そうそう、そうなんだ、とうなずく。
すごいな。
力だ。

易しい言葉のひとつ、ひとつの後ろにあるもの。
現実を目の前に
変わってきた自分の思考過程を
その上に重ねてみる。

ちなみにビデオもアップされてます。
上の文とは多少、細かいところが違ってるので
お時間あったらぜひご覧下さい。
でもタイトルの
「原発批判」演説
ってのはどうなんだろう。
批判?

あと
「ボナ・ニ・バルセロナ
ミック・ジャガーやレディ・ガガはボナ・ニ・バルセロナ!といってましたが
僕はボナ・ニとだけ言います。小説家なので」
というスピーチの最初の部分がカットされているのはなぜだろう?
ちなみに新聞の両手をあげている写真は
ミック・ジャガーのまねをしている?ところなのに。
そのビデオはこちら
ちなみにこのビデオでは日本語の部分はカットされこの部分だけ
ま、ニュースだし、それは理解できる。
でもノーカットといいながら
この部分省いたのはなんか納得いかない


ところで同時通訳らしく、
出席者が
ヘッドフォンをつけるのだけど
もともともらっていた原稿と
微妙に変わった場合とか同時通訳の人はどう対処するのかな?
最初の、とかは、英語だし?
また前もってもらっていた原稿を
訳したのを読むのも同時通訳というのだろうか?
それも訳すのかな?

ちなみに式次第にこのスピーチ日本語とカタルーニャ語で掲載されていたそうです。


2011年6月11日土曜日

セビージャでガリシア料理

ガリシアは北スペイン
セビージャは南スペイン
なんで
セビージャでガリシア料理
ってのは
九州で北海道料理
みたいなもんかな

いや
料理というよりタパ中心のバルでございます。
ほかにもセビージャにはレストランも含め
何軒もあるのだけど
昔ながらの老舗
アレナル地区、アリーナ通りの
リンコン・ガジェーゴ
別名バル・デ・プルポ(蛸バル)
というのは名物の蛸ゆえ


パプリカがたっぷりふられた
蛸はやわらか〜
んで付け合わせのポテトがまたうまいっ!

おともにはやっぱりガリシアの白ワイン
陶器の杯でのむリベイロワイン
きりっと冷えててうまいっ!



こちらはナバハ(マテ貝)の鉄板焼き
海の味がします

写真がぼけてきているのはワインがまわってるからかしらん

ほかにもカルド・ガジェーゴ(ガリシア風スープ.野菜もたっぷり)や
ガリシアのハム、ラコン、
ムール貝などの魚介類もいっぱい。

小さい店ですが
手頃な価格でガリシアの味を楽しめるのでおすすめです。

2011年6月8日水曜日

ロシオ巡礼トリアーナ団出発!

早朝から音だけ花火がにぎやかに鳴り響きます。

今日はトリアーナのロシオ巡礼団の出発。

先触れは音だけの花火。
シュッ!
と鋭い音をたてて高くとんでいき大きな音をさせる。
おかげでうちのわんこは怖がって震えてます。

続くは
太鼓と笛のグループ。



真ん中の人は小松原舞踊団公演で来日したこともあるベテラン
この笛、穴が下の方にあいていて
片手で笛、片手で太鼓をあやつるのです。
服装はアンダルシアの伝統的なもの。
丈の短い詰め襟風のジャケットはフラメンコでもつかいますね
腰に柄物のスカーフでアクセント。
靴はボータ・カンペーロとよばれるブーツ。


女性の衣装もフェリアよりはカジュアルな
バタ・ロシエーラとよばれるもの。
丈ガ短かったりする。
杖をもっている人もおおい。
お遍路さんみたいなもんだからね。


馬で行く人も。


そしてシンペカオとよばれる、
トリアーナ兄弟会の旗印。
銀細工の神輿にのって
牛に引かれて参ります。


そのあとからは
空軍の軍楽隊
そしてそのあとに
カレータとよばれる、
幌馬車が続く


こうしてトリアーナの町を横切って
巡礼団はロシオの町まで三日かけて歩いていくのでありました。