セビージャの地震計にも記録されているようですが. 正直、私自身は全く気づきませんでした。
現地では建物の損傷と余震をおそれ. 人口9万2千人のところ. 1万人以上の人が広場などで夜をあかしました。 スペインは日本に比べるとずっと ...
というようなブログを12日午前中にアップしたのだけど
昨夜からずっとブロックされてたかと思ったbloggerにやっとアクセスできたかと思ったら
この部分が消えていたのでありました (涙)
上記はグーグルの検索でみつけた一節。
これ以外は全部ぶっとんでしまったのでした。
思い出しつつか書き直しますです。
内容が多少変わるのはご容赦。
と書き換えて今みたら、なんと!
戻っているではありませんか。
でも新しい情報も少しあるのでこれはこのままおいときます。
ご存知のように
スペイン南東部ムルシア集内陸の町、ロルカで
5月11日17時05分にM4.5
18時47分にM5.2の
地震がおこりました。
いずれも震源の深さは10kmという直下型。
なおこの後も12日にかけてM2.9が2回、
M3.9、M2.5がそれぞれ1回ずつ、
と余震が続いています。
この地震で9人の方が亡くなりました。
そのうちの一人は1歳と3歳のこどもをつれて歩いていたおかあさんで
こどもをかばって崩れてきた建物の下敷きになりました。
こどもは軽い外傷のみで無事だったそうです。
今日はロルカやその近郊の、亡くなった方の出身地などで
お葬式が行われ、ロルカでのお葬式には
皇太子夫妻や首相も出席しました。
ご冥福をお祈りします。
ロルカの町の8割の建物はなんらかの損傷をうけ
翌日からの検証で
この町の160件以上の建物が崩壊の危機にあり
問題がなく使えるのは調査を受けた建物の半分くらいとか。
家も、家財もなくした人がたくさんいます。
日本の震災に比べると震災自体の規模も被害も小さいですが
何年もかけて築いてきたものが一瞬でなくなる、
というのは同じ。
今日も2千人もの人が野外で眠るとか。
その大半はこの町の主産業である農業に従事する
エクアドルなどからの外国人だそうです。
マグニチュードのわりに被害が拡大したのは
スペインには耐震設計というのがほとんどないということが大きいでしょう。
古い教会も最近の建造物もそれは同じ。
だから滅多にないとはいえ、地震があると
崩壊してしまう建物も多いそうです。
が、スペインの学者によると
この地域で地震がおきるのはなんの不思議もないそうです。
ムルシア、アリカンテ、アルメリア、グラナダ。
スペインの東南部のこの地域は
ユーラシアとアフリカ、ふたつのプレートがぶつかるところであり
それに加えこの近くにはアラマ断層もあり。。。
にも関わらず
地震の備えはまったくというほどありませんでした。
家の保険をつけていない人も3割以上というし。
スペインは日本よりずっと地震が少ないとはいっても
年間2000件以上の地震が記録されているそうです。
そのうち体感地震は月に数回程度ですが
これまでも大きな被害をおこした地震がなかったわけではありません。
その最たるものは839人が亡くなった、
1984年グラナダ、アレナス・デル・レイでの地震。
M5.8だったそうです。
ポルトガルのサン・ビセンテ岬を震源とする、
1531年、1755年におきた地震では
セビージャなどスペインでも多くの被害を受けました。
今回ように多数の死者がでたのは
12人が亡くなった1956年グラナダのアルボローテでの地震以来ですが、
1969年にはウエルバで4人が亡くなっていますし
ムルシア州でも
1999年、2002年、2005年と
マグニチュード4から5の地震がおきています。
こういったことを考えると
少なくともこれからは
少なくとも東南部では多少コストが上がっても
耐震を考慮した建物が建てられますように、
と願ってやみません。
とくに新しい建物に被害が多かったともききますし。
とくに新しい建物に被害が多かったともききますし。
スペイン政府は地震がおきてすぐに
軍を派遣し食べ物等の配給やテントをはったりし、
また早々に被害者の救済策を発表してます。
毎年夏、ラ・ウニオンへ向かうバスでロルカの町を通っています。
平野の静かな町でした。
一日も早く
通常通りの生活がロルカの町に戻りますように。
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